特例子会社
静岡県の「就労支援サポーター養成研修」の東部地域研修の初日。
初日は「企業の障害者雇用の考えを知る」ということをテーマに、講義と現場見学を行った。
講義をしてくださったのは、(株)エー・ピー・アイの池田さん。エー・ピー・アイは今から18年前に静岡県初の特例子会社として、スルガ銀行、静岡県、沼津市が出資して作った、第三セクター方式の特例子会社。
池田さんは、静岡障害者職業センターの職業カウンセラーを経て、このエー・ピー・アイの設立から関わり、今日まで同社の職業コンサルタントとして、障害者の方たちと仕事を続けている。
本当にすごい。
18年間「働き続ける」ということ。
最近の障害者就労に欠けているもの・大切なものは何かということを教えてくれている。
はじめて会社を訪れたとき驚いた。とりわけ何かしたら目立つもの、目新しいものがあるわけではない。
障害者がごくごく当たり前に働いている姿がそこにあった。
「是非お話しをお願いします」ということで「私なんかに…」とおっしゃる池田さんに講師をお願いした。
池田さんの言葉の一つ一つには決して気負いもてらいもなかったが、非常に重く、暖かく、優しい言葉だった。
そして池田さんは言った。
「私達特例子会社は最終目標にしないでください。特例子会社は、あくまでも『通過点』にすぎません」と…。
素晴らしいお話しだった。
(お)
今日は県のジョブサポーターの初仕事の実習支援の同行でいつもお世話になっている特例子会社へ訪問しました。
いつもは昼休みにお邪魔するのですが、今日は16時から終礼までいさせていただきました。終礼のお話の中でF課長から「君たちが仕事をするということは自分の為だけにしているのではなく、これから働きたいと思っている後輩の為でもありみんながきちんと働けなければいろいろな会社へ就職する後輩たちも仕事ができない人と判断されてしまう事でもあるのでしっかり仕事をするように」というお話がありました。
特例子会社としての役割を担う彼らへ、目標を持って働いている仲間として、ますます彼らが仕事を生きがいとして感じるメッセージだと思いました。
そして中川さんにお借りしたカンブリア宮殿の番組での禅宗の僧侶のお話{①愛されること②褒められること③人に必要とされること④人の役に立つこと}この人間として究極の幸せを働くことを通して実感できる会社なのだなぁと思いました。
さて、自分はどうかというと「支援者」と名がつきながら、実際はこの仕事をしていること事態が身の丈にあった仕事ができているとは思えていないのが実情で、いつもお二人のブログを読んでは、身の程知らずは私の方・・・と思っています。。。日々の出会いと経験の中で感動できる仕事であることに感謝し、これからも自己研鑽の日々です。