JCカンファレンスからCEFへ

みんな一緒 養成研修・セミナー

 2013年10月18日、神戸において第1回目となるジョブコーチカンファレンスが開催されました。そのときの小川さんが挨拶で次のようなことを述べられました。
「…このセミナーの重要なポイントとしては、4つの民間の職場適応援助者養成研修機関が横につながってセミナーを開催する、ここにあるのではないかと思っています」
「四つの機関はそれぞれ異なるDNA、組織的背景であるとか、これまでの歴史というものを抱えていますので、同じ職場適応援助者養成という仕事に携わっても、実はお互いにコミュニケーションをとったり、連携をするという機会は限られていたのが現実です」
「就労支援という世界は非常に狭い世界ですし、その中でジョブコーチというのは更に限られた世界ですから、それぞれが独立してバラバラにやっているのは、もったいない、お互いに非常に大切にしているノウハウやスピリッツであるとか、今までは独立してやっていたけれど、本来同じ目標に向かうことにきちんと視点をもてば、共有の財産にできるものがたくさんある、ということにお互いに気がついたのです」と。(小川さんの挨拶はYouTubeでごらんになれます

  2012年に「職場適応援助者養成研修機関連絡会」の準備を始め、神戸を皮切りに名古屋、郡山、金沢、熊本、広島、沖縄で開催をしてきました。そして、今年の7月のジョブコーチカンファレンス2020(大宮)が最終回となりますが、このジョブコーチカンファレンスを発展させていこう、というのが、昨年からスタートしたCEF(Conference of Employment Fast)~質の高い障害者雇用を考える会議~です。

「障害福祉サービスの下ではなく、可能な限り通常の職場において、障害のある人の質の高い雇用を実現することは、障害のある人だけでなく、共生社会の実現に向けて社会全体の利益にもつながります。障害者雇用は、企業の立場でのコンプライアンスの実現という視点だけでなく、社会全体の在り方の問題という側面を持っているのです。」
 開催趣旨の文言です。
 くらしえん・しごとえんは、これまでジョブコーチとして「雇用現場」に関わってきました。「雇用就労」という点に焦点をあてて、普段ジョブコーチとして感じていることを、真正面から伝えていける場だと思っています。
 まして、様々な制度が生まれ、それに伴いいろいろな立場の「支援員」が雇用現場になだれ込んできています。そうした中、「ジョブコーチ」の存在意義は何なのか? そもそも必要性はあるのか? などという声も聞こえてきます。
 そのような時代だからこそ、ジョブコーチの存在意義を改めて考え、しっかりと伝えていくことをしなければいけないと思います。

 その他の分科会の企画でも、今の課題について真正面から向き合ったものばかりです。
 今月21日が申し込みの締め切り。
 チップスやポスター発表もまだ間に合います。
 是非、一人でも多くの人に参加していただき、一緒になって「これから」を考えていきたいと思います。

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