「支えられる人」から「支える人」に

20140925_015747834_iOS「みんなのお父さんやお母さんが仕事から帰ってきたとき、どんな様子?」
「元気一杯で楽しそうに帰ってくる?」
そんなやりとりから今回も授業が始まりました。
浜松北特別支援学校での現場実習を前にして、特別授業として社会に出て働くことや、学校生活と卒業後の違いなどを高等部の生徒を前に話をさせていただきました。
卒業時にジョブコーチ支援として関わった先輩たちの働く姿を間に見せながら、「AさんやBさんたちは、働くことによって何を支えているんだろう?」そんな問いかけも入れたりします。
去年も一昨年も、その前から先生方の研修や生徒たちの前で一年間に一度くらいは、お邪魔しています。
さすがに3年生は表情も違います。
自分の事として、目前に迫った実習や卒業後の進路と重なるんだと思います。

「家族や親戚以外にお金をくれる人はいないでしょ?」
「みんなの弟や妹さんたち、おじいさんやおばあさんたち、働けない人は誰が支えているの?」
「働きたくても働けない人たちもいるよね?」
「卒業して働くということは、しっかり仕事をしてお金をもらう。」
「それだけじゃなくて、税金を納めて、支える人になっていく、ということだよ!」

80人近い高等部の生徒の皆さんの前で、次第に熱くなっている自分がいました。
終わったときには汗がびっしょり。
「仕事は大変だよ! 仕事をなめたらいかんよ! でも、大変だからこそ、色々とすばらしいことや楽しいことがあるんだよ!」
少しでも心に届いてくれれば、と。

そして、卒業後、もし、僕たちジョブコーチのサポートが必要だったら、いつでも声をかけてください!
頑張れ!

タイトルとURLをコピーしました