「時代劇かぁ? 時代劇やな」と僕の答えを待つこともなく、一人で納得してしまっていた。
「いやいや、そんなに歳はとってないんだけれど…」という僕の言葉は全く届くことはなく、横にいた水野には異常にうけていた。
和歌山県海南市のかたつむり作業所での一コマ。
作業所分析は、毎回緊張の連続だけれど、そうした中、ホッとするのが利用者の人たちと距離が縮まっていき、交わす会話や何気ないやりとり。
みんな、一生懸命なんだな、って思う。
午後から、グループホームを利用者している人たちと一緒に、ボッチャやペタボードを中心に、2時間ほど体育館で過ごした。
これは、くらしえん・しごとえんの会員でもあり、グループホームの世話人をしているOさんの企画。月に一度くらいは、身体を動かしたい、と。
ボッチャはパラリンピックの正式種目にもなっている競技。でも、「転がす」ことのコントロールが難しいかもしれない。
一方、ペタボード。室内の床の上で、『ビュット』と呼ばれる樹脂製のコマを、『キュー』と呼ばれるスティックで押し出して、目標に『ビュット』を近づける事ができるかを競うスポーツです。
ま、カーリングの体育館版、というイメージですが、このゲームの発案は、静岡県の西部地方にお住まいの方なのです。
ボッチャほどの奥深さはないかもしれませんが、面白さで言えば、こちらも負けていません。
みんなもだんだんとコツをつかんできたりして、「もう1回、もう1回」と。
「ダメ! 勝手にやっちゃ! 順番!」
「はい、白チームの勝ち!」
勝って喜んで、負けて悔しがって……。やっぱり、スポーツは良いです。
とりあえず、今回は、Oさんのグループホームの人たちだけでしたが、次回からは「くらしえん・しごとえん」の余暇活動として行っていこう、ということになりました。
携帯でとったので、ブレブレです(笑)
…29~10/1まで、和歌山県の作業所分析です。(;´_`;)
僕も理事をやっている「浜松手をつなぐ育成会」では、標記のボランティアリーダーを育成しています。
対象は高校生以上の学生や一般20名ということだが、今年度も皆(?)高校生か大学生。
僕の与えられたテーマは「障害者の就労支援の実際」で、障害者の就労の現状や、行政・企業の取組、就労施策・制度、ジョブコーチの役割等々、ということでした。
1時間半という限られた時間の中、何を話そうかと思いましたが、「皆さんがはたらく、ってどういうことなの?」「障害者がはたらくということと、皆さんがはたらくということは、どこが違うの?」など、障害者がはたらいている現場の映像も織り交ぜながら、「授業」を行ってきました。
そう、まさしく「授業」でした。
普段も「講義」というよりも「授業」形式が多いのですが、聞いている皆さんの年齢も若く、昔に戻ったような錯覚を覚えました。
みんな、とっても「いい目」をしていました。
こうした若い人たちが育っていくために、僕たちにできることは何だろう? などと考えながらも、とっても楽しいひとときを過ごすことができました。
昨日28日は、愛知県産業労働部が行っている「平成20年度障害者就労支援者育成事業」の「就労支援者養成研修」の講座の一コマを行ってきました。
講義のタイトルは、先の桑名市と同じ「就労支援者のめざすもの」。ただし、今回は、明確に就労支援者育成ということで、内容については、受講生にあわせて変えました。
特に、水野の方から一つのケースとして「家族支援の事例」を報告しました。
参加者の方々は皆、とても熱心で、一生懸命でした。
この研修は「社会福祉法人AJU自立の家」が事務・運営を行っています。
最近、就労支援者の養成研修などが行われていますが、一つの参考になるかと思います。
カリキュラムなども含め、とてもしっかりしていると思います。
北京パラリンピックが終わった。
男子マラソンに出場した新野さん。
本当にお疲れ様でした。
メダルならず、男子マラソン(視覚障害者クラス) という記事もあるけれどこれは、視覚障害者のクラス分けによるもの。
詳しい話は省略するけれど、前回のパラリンピックでは、T11(視力は、光覚までで、どの距離や方向でも認知はできないもの)とT12(手の形を認知できるものから、視力0.03までまたは視野が5度以下のもの)は別のクラスとして、レースが行われ、前大会金メダルの高橋選手も、T11のクラス。
今回、このT11とT12のクラスが同じレースとして行われたが、伴走者の立場からみると、この二つのクラスが同一だとはどうしても思えない。
クラス分けに文句をつけてもしかたないが、新野さんは、今回、T11のクラスでは、なんと3位という結果だった。前回のアテネパラリンピックだったら、銅メダル!
「メダルとれず」という記事に、がっかりしてしまったけれど、「北京に行きたい」とずっと言っていた新野さんが、見事な記録で北京を走りきったことが、本当にすごいと思う。
心からおめでとうございます、と言いたい。
そして伴走者のお二人、本当にお疲れ様でした。
ゆっくり休んでください。
観てきました。
言葉にならないほど、心の奥深いところにズンときました。
人の命の重さといとおしさを、両手で包み込みたくなるそんな映画でした。
息子が生まれたときのこと。
看護婦さんに「お父さん、男の子ですよ。身体を洗ってあげてやって下さい」 と、母体から出たばかりで、血がついている我が子をこの手にのせたとき。
その手のひらに伝わる重さを思い出しました……。
「就労支援の在り方学ぶ 障害者施設の職員」という見出して、紀伊民報に掲載されていました。
( ↑ クリックすると紀伊民報のページにリンクします。)
田辺での地域研修の際、紀伊民報の記者の方がお見えになっていたのは知っていたのですが。
写真だけみると、カッコいいですね。(笑)
和歌山県での帰り道、三重県桑名市にある、障害者総合相談支援センター「そういん」主催の講座で、2時間ほどお話しをしてきました。
この「総合支援センターそういん」は今年から就業・生活支援センターとしても活動をはじめられたということで、「2008そういん企画・連続講座」として、この先、各種講座を企画していくとのこと。その第一回目としての講座でした。本当に僕で良いの? という思いもありましたが…。
今年、三重県の四日市市で、就業・生活支援センタープラウから講座の依頼を受けて、お話しをした際に、そういんで就労支援ワーカーをしている廣田さんが僕の話を聞いており、今回の企画になったとのこと。
話のタイトルは「就労支援者は何をめざすのか?」。これは、今度18日に名古屋での研修会でも話をするタイトルです。
我々支援者のゴールはなんなのでしょうか?
話の中でも触れたのですが、今の就労支援や障害者の雇用現場は、就労することがゴールで、100m競争を全力で走り、101mで転んでしまっている、そんな感じを受けます。
障害のある人たちが働くことは、「はたらき続けてこそ」価値がでてくるわけで、100mのゴールの先、さらに1万m、いえいえ42.195kmを走り続けるようなものだと思うのですが。
和歌山県でもそうしたことを皆さんと話し合ってきました。
6日間に及ぶ研修と比べ、あっという間の2時間でしたが、ひたすらしゃべりまくってきた、という感じです。皆さんはどのように受け止めてくれたのでしょうか?
これで、ようやく、浜松に帰ることができます。
つらいことは二つ。
しっかり太ってしまったことと、あちこちで対応しないといけない支援が、手ぐすねを引いてまっているということです…。(汗)
無事、田辺での地域研修も終える事ができました。
今、17時46分、紀伊田辺発のスーパーくろしおに乗って、新大阪に向かっています。
田辺会場のBig-Uは、情報機器の設備が素晴らしく、それだけで嬉しくなってしまいました。
研修でも、色々な人達と意見交換ができ、とっても素敵な時間を過ごす事ができた事、「また、お会いしましょう」と笑顔で別れる事ができ、幸せな気持になりました。 こうした機会を与えてくれた、和歌山の障害福祉課に感謝します。
明日は三重の就業・生活支援センター、そういんの研修に呼ばれ、2時間、話をしてきます。 まだ、浜松には辿りつけません。(;_;)
それと、禁煙席が空いておらず、喫煙車輌がきついです。
和歌山市の全体研修とそれに続いての地域研修、計四日間が終わって、田辺市に移動。
明日から二日の地域研修。
ホテルもこれで三カ所目。
和歌山市でも、6日(土)のホテルがどこも満室でとることができず、地元の方に「ホテルがとれません~」と泣きついて、何とかさがしてもらった。
6日はコブクロのコンサートがあり、どこも一杯だということがわかった。
恐るべし、コブクロ! でも、好きだから許す。(笑)
で、何とか見つけていただいたホテル。エアコンの音がうるさく、眠られない。 部屋のテレビの横には、アースジェットが置かれていたりして…(汗)
あちこちとホテルに泊まることも増えてきたけれど、落ち着いて休むことができるかどうかは、とっても大切なことだと痛感。
和歌山の翌日には、三重県の桑名市の研修会に呼ばれている。
旅は、まだ、半分終わったところ…。
そうそう、ブログにフォトアルバム、作っちゃいました。
明日は、一日中講義だというのに…(;´_`;)
6日、7日と和歌山県での「就労支援職員スキルアップ研修」の全体研修が、無事終了しました。全体研修の参加者は60名ほど。
講義内容と講師は以下の通り
「『人たるに値する』働きかた」 關宏之
「就労支援の現場から」 鈴木修
「障害者自立支援法に対応する作業所作り」 柏木克之
「障害のある方の就労を支援するために」 前野哲哉
「障がいのある人の権利擁護と地域の関係機関の連携」高木誠一
「静岡県の作業所連合会の取り組みから」 〃
色々な角度から「働く」「人が生きるということ」が語られ、そして、障害のある人たちに関わる私たち自身のあり方を問い返す全体研修となったと思います。
私たち自身が、一番勉強になりました。
明後日から、9日、10日は和歌山市で。11日、12日は田辺市で地域研修です。
地域研修では、より演習も取り入れ、より具体的なテーマでの研修となる予定です。
全体研修を企画した者として、非常に中身の濃い、充実した二日間であったと思っています。
明日は一日、リフレッシュして、明後日からの地域研修に備えます。
(^_^)/
明日、9月5日(金)から9月13日(土)まで、浜松を離れております。
事務所への電話につきましては、事務局携帯に転送設定してあります。また、メールにつきましては、絶えずチェックしております。
何かありましたら遠慮なくご連絡下さい。
研修期間中ですので、レスポンスは若干遅くなるかも知れませんが、必ずご返事いたします。
明日からしばし静岡を留守にして、和歌山県から委託された「就労支援者スキルアップ研修」を行ってきます。
基本は、静岡県で昨年実施した「就労支援サポーター養成研修」と同じく、全体研修と地域研修とに分かれての研修。
全体研修では、大阪雇用支援ネットワークの關先生の講義をはじめ、「自立支援法に対応する作業所作り」「権利擁護とネットワークづくり」「障害のある方の就労を支援するために」「就労支援の現場から」と言った理念的、概論的な内容。
地域研修では、「就労支援の流れ」「作業分析」「作業所分析の視点」「親の思いと家族支援」「ケーススタディ」など、具体的な事例を元により実践的な話し。
他県での研修の主催は初めてのため、連絡の難しさを感じたり、状況がつかめなかったりで、難しい面もあったけれど、いよいよ明後日からスタート。
旅芸人の一座みたい……です。(笑)
パソコンオタクの僕としては、iPhoneが欲しくて欲しくてたまらなかった。
発売初日は並びたくても並べなくて、夕方、アチコチのショップに電話を入れたけれど、「入荷は未定です」……。そうだろうな。
で、先月、他のモノを買いに行ったら、「iPhone入荷しました!」の貼り紙が。
衝動買いでした。
これ、とっても面白い。ここまでできるんだ、と感心することしきり。
でも、悲しいことは、僕が語るiPhoneの魅力を誰も聞いてくれないということ……。
ホント、面白いのになぁ……。
Aさんのトライアル雇用と同時に始まった支援の中間ケース会議を行った。
参加者は、事業所、ハローワーク、カウンセラー、就業・生活支援センター、ジョブコーチ(みず野・おさむ)の計6名。
あれ? 本人は???
今回は、本人は「抜き」で行いました。
詳しくは触れられませんが、色々な関係者が関わっているのは良いのですが、どうも雇用の経緯からして、大きな食い違い、それぞれの思いのズレがあり、本人に対して、まずは意見交換の場を持ちましょう、ということ。
実際に、一つのテーブルに着いてみると、どこがずれているのかを確認するだけで、一仕事。結局、1時間半ほどかかってしまいました。疲れました。
「改めて本人の思いをきちんと確かめましょう」ということになりました。
「連携」「ネットワーク」「顔が見える関係」とはよく言いますが、
「本音を言い合える関係」
「相互批判ができる関係」
「Yes、Noをきっちりと言える関係」ができなければ時間の無駄ですね。
「おかしい」ことは「おかしい」ときちんとこれからも言い続けたいと思います。
このところ、「本当に就労できるの?」「働き続けられるの?」という人たちに関わることが多くなってきたような気がする。
今日も一つ会社から相談を受けた。
責任ある仕事につきたいという希望はあっても、出勤がきちんとできない。遅刻や欠勤が続き、出勤してきても「あそこが痛い、ここが痛い……」。ますます、仕事を任せられなくなる。
少しでも負荷をかけないようにと、比較的楽な仕事を切り出してみても、それがまた、本人のモチベーションの低下につながる。結局休んだ分は、他の従業員がかぶることになり、不満は募っていく。
悪循環。
会社としても人的に余裕があるわけではなく、一杯一杯。
本人にとっても、会社にとっても決して良い状況ではなく、一度、リセットが必要なのだが、本人が受け止められるだろうか? そこが一番の問題なのだが……。
本日、高齢・障害者雇用支援機構より「助成金受給資格認定通知書」が届きました。
要するに障害者職業センターの認定法人として認められたということです。
第1号ジョブコーチとしては水野が支援を行っていきます。
ジョブコーチの養成研修を行う一方で、実際に支援を行っていくという形は、非常に大切だと思いますが、水野はこの通知を見て「身が引き締まる思い」と言ってました。(汗)
今後は、もう一人第1号のジョブコーチを増やし、職業センターと連携しながら、更には法人単独の支援にも積極的に取り組んでいきたいと思います。
はてさて、どんな支援が繰り広げられていくのでしょうか?
やっぱり、現場に出て行かなくては、と。(^_^)b
くらしえん・しごとえんの鈴木修です。
来月、9月5日から12日まで和歌山に出かけます。
和歌山県から委託された、「就労支援者スキルアップ研修」の運営です。
全体研修では、大阪雇用支援ネットワークの關先生の講義を皮切りに二日間。
そしてその後、和歌山市と田辺市の2ヶ所に分かれた地域研修に続きます。
はたしてどんな研修になることやら?
講師の方達の資料も集まってきています。
いつも思いますが、一番恩恵をこうむるのは、研修を主催する私たちだと。
關先生には、10月の末に静岡で行う「就労支援サポーター養成研修」にも来ていただきます。とっても楽しみです。
準備は大変ではありますが……(汗)